1993年2月25日発売
プロヴィデンスプロヴィデンス
ソウル・コースト・レーベルの主宰者ティム・ウェストンがベテラン・シンガー、シェルビー・フリントとコラボレイトした、アダルトでジャジーな1枚。Dr.ストラット、ウィッシュフル・シンキングと渡り歩いたティムの懐の深さがうまく音に現われている。
ザ・ベスト・オブ・アイアン・バタフライザ・ベスト・オブ・アイアン・バタフライ
今まで何で発売されなかったのか不思議なアイアン・バタフライのベスト盤。ライヴを除く4枚のアルバムとシングルをバランス良く収録しているが、(6)が時間の関係でショート・ヴァージョンなのが残念。短期間に燃焼してしまったが、高い音楽性は再評価したい。
ホエア・ユー・ビーンホエア・ユー・ビーン
93年のアルバム。ギターの個性的な音色で轟音を聴かせる部分は減り、ストリングス、オルガンも使って味のある歌を聴かせる曲が多い。そのギターとヴォーカルのバランスがすばらしく、バンドの状態もいい傑作だと思う。
イン・ザ・ゲットーイン・ザ・ゲットー
ドイツのバンドの中でも異色の存在である彼らはあくまでオーソドックスなハード・ロックを売りとする連中だ。本ミニ・アルバムではそうした彼らの姿勢が顕著に現れている。E.プレスリーの(1)、その他もメロディの充実した親しみやすい楽曲が並ぶ。
ジャマイカン・イン・ニューヨークジャマイカン・イン・ニューヨーク
作者のスティングにはもったいないくらいの名曲「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」を、ジャマイカ系アイデンティティの主張ソングに換骨奪胎。声の良さもあって、これがかっこいい。レゲエからアタマひとつ抜けることで、NYレゲエを的確に象徴。