1993年7月発売
現在指揮者として活躍するウェラーが、ウィーン・フィルのメンバーと録音した演奏は、緻密なアンサンブルはもちろん、なんて流麗な音楽になっていることだろうか。アイネ・クライネのロマンスの美しさやK.136の溌剌とした雰囲気など、とっても快い。
クラリネット五重奏曲が1曲、フルート四重奏曲が2曲という具合に、なんだか中途半端なカップリングなのが不思議だけど、演奏は安心して聴けます。これをウィーンっぽいと言えば言えるが、ちょっと物足りない感じも。でも千円は絶対お買い得。
ウィーン・フィルのメンバーによるこの演奏は、ウィーン・モーツァルト協会賞を受賞しているそうだ。vnの柔らかな音色が心地よい。これがたったの1000円。誰でも耳にしたことがあるような超有名な曲ではないけれどBGMにもOKの優しいアルバムです。
1971年の録音で、井上道義のデビュー盤のひとつ。(1)は名演。非常に明るく瑞々しく、見事なバランスでオケが鳴る。そこらの最新盤よりずっといい。(2)は大問題。絶えず短波放送のように音が大き揺れ、いくらこの価格とはいえヒドすぎる。指揮者もかわいそう。
たったの1000円でクラシックの名曲が聴けちゃうというシリーズ。やや渋めだが、(1)や(3)などクラシックをあまり聴かない人でもどこかで耳にしたことがあるような曲が入っている。演奏も一流どころなので、安心して聴くことができる。BGMにもGOOD!
近頃ハイドンが面白くなった。オリジナル楽器の演奏家たちの活躍が一番の要因に違いないが、その意味においてこのピアノ・トリオも面白い。余韻の短いフォルテピアノによる緩徐楽章の流れのつくり方、アレグロ楽章の躍動感、すべてが余裕さえ感じさせる。
有名なクラシックの旋律を前田憲男がジャズ風に編曲。ジャズ・オーボエという新しい領域に挑んだ宮本文昭の限りなく甘く、時に切ない音色と、前田の小気味良いピアノとが不思議とうまく融合して、BGMにも最適。