1994年12月16日発売
SCANDALSCANDAL
(1)(3)(4)(10)の詞を本人が手がけている他は全部、石川優子がコンポーズ。荻野目ちゃんもデビューから丸10年。いろんなことをやってきましたが、そろそろ落ち着き時か。こんなタイトルだけど、中身はクリーンな同世代の女性向けAOR。(10)がカッコいいです。
ハーベストハーベスト
「ロマンスの神様」大ヒットのきっかけとなったスキーのCMで、またまた強烈なサビが印象深い(4)を聴かせている彼女の4th。パワフルだけど弱みも見せちゃう現代のワーキング・ウーマンの機微を描かせたら、やっぱりこの人。全アレンジでも才を発揮。
QuestionsQuestions
ソフト・バレエの森岡賢が多国籍なアーティストと作り出したソロ第1弾。常識を超越したキャラクターの持ち主なだけあり、音もエスニック、ハウス、テクノ、アンビエントなど様々なスタイルが交差したボーダーレス状態。(8)のモーマスの歌声がラヴリー。
山田耕筰没後30年特別企画/山田耕筰歌曲集〔全60曲〕山田耕筰没後30年特別企画/山田耕筰歌曲集〔全60曲〕
近代日本の偉大な作曲家というばかりが先行して、意外と業績が知られていないのが山田耕筰である。全60曲のラインナップを見ても、近代歌曲の作曲や、民謡・俗謡の編曲などを通して日本語歌謡の表現をつきつめた人だということがわかる。
ラスト・エクスペリエンスラスト・エクスペリエンス
70年9月に亡くなるジミの69年2月ロンドンでのライヴ。同年6月に解散するエクスペリエンスとの演奏で、(1)(2)(5)(6)など、おなじみの曲がたっぷり。限りあるジミの音源。最高とかそうでないとか言うなかれ。デイヴ・メイソンとクリス・ウッド参加。
澄んだ泉のほとりで澄んだ泉のほとりで
レイモンド・ルフェーヴルの息子ジャンの編曲と指揮による、パリ録音第2作目。きれいな声でうたわれる歌は、どれも美しいが、その美しさに流れてしまうきらいもある。それは多分に訳詞の問題もあるが、もっと曲によってはドラマがほしい。