1994年2月発売
新ピアノ名曲全集3 古典期名曲集・上新ピアノ名曲全集3 古典期名曲集・上
昨年リリースされた「バロック期名曲集」も好評のようで喜ばしいかぎり。古典派の知られざる小品を紹介しようというだけでなく、この時代の様式を耳で知るための教材にもなっている。フンメルとかガルッピとかこのCDだから聴ける音がたくさん。
ストレングス・イン・ナンバーズストレングス・イン・ナンバーズ
3年振りの2nd。以前の“気分爽快”的なハード・ポップは幾分押さえ、切れ味を持ったヘヴィ・ロックにモデルチェンジしている。それでもサビの盛り上がりはカッチリきめているので違和感はない。前作以上にロックの核心に迫った作品として聴くべき点は多い。
東京ホルンクァルテット・リサイタル東京ホルンクァルテット・リサイタル
東京の3つのオーケストラに各々在籍のホルン奏者によるクヮルテットのデビューCD。わが国のホルン界の代表選手たちの極めて高水準のアンサンブルに接することができて頼もしくなる。ダイナミックな躍動感と、美しいハーモニーが存分に味わえる好アルバム。
大月みやこ 昭和の名曲を歌うVOL.3大月みやこ 昭和の名曲を歌うVOL.3
戦前・戦後のヒット曲を中心にした名曲集。大月みやこのしっとりとした歌唱が味わい深い。ことに(1)(2)(3)は聴きもの。持ち味を生かして日本情緒タップリに歌う。(9)は昭和30年、(11)は昭和29年の発売だが、あまりなじみはないこの2曲の歌にも思い入れが感じられる。
「主よ人の望みの喜びよ」「主よ人の望みの喜びよ」
ひとまわり大きくなった(大人になった?)ブーニンを、この初のバッハ集から窺うことができる。音楽は正攻法だし、どの部分にもセンシティヴな呼吸が豊かに息づいている。クラシックを初めて耳にする人も包みこんでしまうような暖かさもここにある。