1994年4月21日発売
グレン・グールド・エディション<20> バッハ:パルティータ プレリュード&フゲッタ集グレン・グールド・エディション<20> バッハ:パルティータ プレリュード&フゲッタ集
バッハ演奏の福音書とでもいうべきグレン・グールドのバッハ。最近では神格化してきた兆しさえうかがえる。音の立った独特の硬質な音色と鼻歌まじりの唯一無二の解釈は、いつ聴いても鮮度が高い。パルティータ(全曲)は60年代前後の録音。併曲は貴重な演奏。
グレン・グールド・エディション<21> バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻グレン・グールド・エディション<21> バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
グールドのようにソナタでも楽章ごとにまったく違う弾き方をしないと気がすまないという人間にとって、この平均律はうってつけの曲だ。24曲、それもプレリュードとフーガを合わせて48種の実験がここに聴かれる。バッハがアヴァンギャルドになった。
シューベルト/マーラー編:死と乙女 マーラー:交響曲第5番よりアダージェットシューベルト/マーラー編:死と乙女 マーラー:交響曲第5番よりアダージェット
サイトウ・キネンo.付属弦楽合奏団のような水戸室内o.のデビュー・アルバム。指揮者はなし。曲はシューベルト(マーラー編)の「死と乙女」他。話題に事欠かないCDの登場である。シューベルトの第2楽章にこの団体の良さが集約されている。超一級品!!
ラヴェル:ピアノ作品集 ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ/道化師の朝の歌/夜のガスパール 他全6曲ラヴェル:ピアノ作品集 ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ/道化師の朝の歌/夜のガスパール 他全6曲
粒の揃った軽くきらびやかな音色と大胆で躍動的なリズムがしっかりとしたタッチで弾き分けられている。そして彼女のショパン等に見られる甘く柔らかな歌心がラヴェルの音楽にも生き、このアルバムには繊細でメロディアスな美しいラヴェル作品が息づいている。