1994年6月22日発売
ジルヴェスター・コンサート1993ジルヴェスター・コンサート1993
93年大みそかの、プラハにおけるコンサート・ライヴである。ライヴらしい熱気のこもった演奏だが、リズムが多少ぎこちない場面もある。(2)と(3)には、スペインとアメリカに学んだピアニスト、熊本マリが登場し、上品な味わいを含んだソロを聴かせている。
〜黒のロックン ロール〜 クールスの世界〜黒のロックン ロール〜 クールスの世界
舘ひろしをボスとする原宿のチームのデビュー作。ロカビリー・テイストあふれる、音数スカスカのロックンロールは今もなお新鮮。全編曲を手がけた近田春夫が作詞・作曲した(8)はキャロルの「ファンキー〜」と並ぶ、ジャパニーズ・ロックンロールの原点。
ハルヲフォン メモリアルハルヲフォン メモリアル
近田春夫の70年代のバンドのベスト盤の廉価再発。発売当時にもあまり知られなかったマニアックな内容だ。GS再現アルバムの企画中止によりおクラ入りになっていた音源6曲が収められている。CD再発によってハルヲフォンを知った新世代ファンも必聴。
出発の歌グランプリ上條恒彦出発の歌グランプリ上條恒彦
後にはミュージカルでも活躍した彼の最大のヒット曲「出発の歌」を中心に、TV主題歌やシャンソン、フォークソングをまとめた当時のアルバム。スケール感のある大きな歌はまさに本格派と呼ぶべきであり、貴重な存在といえるだろう。
ホシアンナ・マントラホシアンナ・マントラ
ポポル・ヴーの特異な音楽感は聴き手によって導き出される。一連のユーロ・ロックの中でも独特の解釈をもって創造されている。本作はミサ曲の形式を借りて、宗教的なニュアンスを強く押し出している。神秘的な女性ヴォーカルが空間を見事に彩っている。
高田みづえ ベスト・コレクション高田みづえ ベスト・コレクション
デビュー曲「硝子坂」を含むベスト・アルバム。桑田佳祐作曲の「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」の2曲が中でも目立っている。一方では演歌風の歌い方をしながら、この2曲になるとパッと変わるのがすごい。