1994年6月25日発売
モーニングショーなども賑わしていらっしゃる現・益田宏美さんのデビュー・アルバムの廉価再発。「ロマンス」「二重唱」という2連続ヒットを収録。当時の流行音楽であるディスコ・ミュージックとしてのフィリーサウンドの影響が編曲に強く出ている。
ボテボテしたドラムにのって「ディスコ・イン・ヒロミ!」なんつって、故糸居五郎のDJで始まる76年度作品。当時は画期的なアイデアだったのか? 当時のディスコ・ビートって(7)や(10)みたいなモノだったような気も。(10)は完成度の高いポップスだと思う。
中森明菜もカヴァーした名曲(1)を含むアルバム。岩崎嬢に関しては「歌の達者な元アイドル」という程度のイメージしか持ち合わせていない歌謡曲音痴の筆者だが、阿久悠が全面的に作詞した本盤の出来が悪くないことぐらいはわかる(と本人は思っている)。
坂本龍一のアレンジも素敵だが、真理ちゃんの歌詞とメロディーのコンビネーションがとてもいい。子供のころから海外のヒット曲を聴き込んでいない限り、こういう感覚は身につかない。歌唱力がこの段階での課題だ。
国立音大のピアノ科の生徒になったとたんアニメの声優として有名になった彼女、実は初めからシンガー・ソング・ライターとして評価されたいと思っていた。本作ではプロデュースに迎えた吉田美奈子に挑戦、いい勝負をしている。
歌謡グループがカヴァー・ヒットさせたために、演歌ジャンルにくくられることも多いタイトル曲も元はフォークのヒット曲。ナイーヴで優しい世界観は当時の流行でした。素朴でストレートなサウンドとヴォーカルに、懐かしい雰囲気さえ感じてしまいます。
彼女の本拠地「銀巴里」でのライヴを収録したアルバム。おなじみの客に暖かく見守られて、ゆったりとしたゴージャスな雰囲気で存分に歌っている。あるときは悲しく、あるときはコミカルに、あるときは劇的に。
79年NYでの録音。レオン・ペンダーピスらのアレンジによるぶ厚いホーンやストリングスに囲まれ心地よいコルネットの音がNYを雰囲気させる。ヴォーカル入りも2曲あり、上質なフュージョンだ。