友川かずきのファースト・アルバム。シャレや面白おかしい風刺だけで歌にしていく、というやり方とは対極の世界にいる。何の飾りもなく、自分をそのままぶちまけるところに彼の歌の“命”がある。黙って感じとり、それをある瞬間に爆発させているのだ。