音楽むすび | 1995年3月17日発売

ホリプロが中国全土から40万人をオーディションした末に選ばれたシンデレラ・ガール、ダイヤオ。本国でのデビュー盤からのセレクションを基本に、日本語の歌も3曲フィーチャーした日本デビュー・アルバム。モダンなアレンジに瑞々しい歌声がマッチしている。

ここのところ移籍か続くが、内容はいつも立派。本作も、リヴァートがプロデュースした(2)を筆頭に、本物の歌を存分に聴かせてくれる。BGMとして聴き流しても心地よいし、ふと耳をとめて聴き込んだなら、歌のうまさにますます聴き惚れるという作り。

ポップ・ミュージックの魔術師、トッド95年の作品。メロディ・メイカーとしてのキレ味や多彩なアレンジによる傑出した個性は本作でも不変だが、すでに多重録音による彼の密室的な音世界の持つ魔法は、以前ほど刺激や新鮮味が感じられないのが残念。

元キングダム・カムのメンバーを加えて再スタートを切ったウォレント、95年のアルバム。以前のような派手さは鳴りを潜め、今風なダーク&ヘヴィなメタル色が強くなったが、従来のメロディアスでポップな作風もミックスされた復活作。

チェコ民主化、クーベリックを迎えてのプラハの春から数年、アルブレヒトを音楽監督に迎え設立100年を目前とするチェコpo。94年大晦日のコンサートライヴ。ボヘミアの作曲家を並べたもので美しい録音と相まって若々しい息吹きにあふれるドキュメント。