1995年3月発売
大瀧詠一SONG BOOK2大瀧詠一SONG BOOK2
日本のポップスを代表する作曲家、プロデューサーが他人に贈った仕事を集大成したCD。森進一(13)、小林旭(14)といった大ヒット曲ばかりか、山田邦子(10)、角川博(11)といった珍品も収録されてコレクターは必携。本人による解説はそのままポップスの歴史になる逸品だ。
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタコダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ
昨年9月、無伴奏リサイタルで新境地を“目指した”長谷川陽子が、レコーディングでも立派な成果を披露している。コダーイをヴィヨーム、デュティユーをゴフリラー、プロコフィエフをロジェリで弾き分けた企画が功を奏し、難曲が装いも新たに響き渡る。
ライズ・アップライズ・アップ
ドイツ原盤の初ソロ作。非常にていねいに作られていて、ソロ・シンガーとしての実カ、意気込みがストレートに伝わってくる快作だ。かつて在籍したTOTOを思わせる(1)(4)(13)や、ソウルフルな歌いっぷりが光るキャロル・キング作の(3)などが、特に聴きもの。
LIVING FIELDLIVING FIELD
正統的なUKサウンドをベースに、アルバム前半の甘くせつないラヴ・ソング、初のインスト曲、クールでスタイリッシュなサウンドと内省的な歌詞のアンバランスが印象的な後半という展開。ソング=ライター、山中さわお(vo&g)の才覚が際立っている。
大月みやこ昭和の名曲を歌う Vol.6大月みやこ昭和の名曲を歌う Vol.6
カヴァーしていくにしても、ここまでイタコ状態になっているカヴァーは見事である。女版の水原弘や橋幸夫になったり、梓みちよであったり、身震いするほどオリジネーターを呼び込んでいる。それでいて、大月みやこしかない歌唱展開をしているスゴさ。