1995年4月発売
キス・ミー キス・ミーキス・ミー キス・ミー
“元気”がトレードマークだった彼女の9作目は、“自分が女性に生まれてきたこと”を中心に見据えて作られていて、今までとは少し違う繊細さが感じられる。とはいえ、基本はギター・サウンドという点は変わってなく、ライヴで楽しみな曲が多い。
ハイ・オン・ユーハイ・オン・ユー
ファミリー・ストーンではなくスライ初のソロ名義のアルバム75年作。珍奇なアレンジはあやういアイデアの宝庫。ブラスとストリングスのファンク用法に関してはシックに先んじていた。ファンク・チューンはそれなりに強力。バラードの粘着感もいい。
ウェル、アイム・バックウェル、アイム・バック
70年代後半はドラッグでリタイア、カムバックを繰り返したスライの76年作品。ソロ名義を2作挟んだ後、グループを再編成しての作で、ジャケットやタイトルにも表れている通りノリがとても陽気。音も凝りまくっているが時々、空回り。でも腐ってもスライ。