1995年4月発売
ハイ・オン・ユーハイ・オン・ユー
ファミリー・ストーンではなくスライ初のソロ名義のアルバム75年作。珍奇なアレンジはあやういアイデアの宝庫。ブラスとストリングスのファンク用法に関してはシックに先んじていた。ファンク・チューンはそれなりに強力。バラードの粘着感もいい。
ウェル、アイム・バックウェル、アイム・バック
70年代後半はドラッグでリタイア、カムバックを繰り返したスライの76年作品。ソロ名義を2作挟んだ後、グループを再編成しての作で、ジャケットやタイトルにも表れている通りノリがとても陽気。音も凝りまくっているが時々、空回り。でも腐ってもスライ。
当世今様民謡大温習会当世今様民謡大温習会
68年7月のステージ、フォークルのピーク時のライヴと言っていいだろう。当時のフォークの枠をきれいに超えて、エンターテイメントに徹したステージの模様が伝わってくる。グループのキャラクターをきちんとつくりあげていたところに、そのすごさがある。
フォークルさよならコンサートフォークルさよならコンサート
68年10月7日の東京での“さよならコンサート”。全14曲中オリジナルは4曲。C&Wからスタンダード、ジャックスのナンバーまで、フォークルのキャパシティの広さを最後に見せてくれる。まさに“自由”そのものの音楽であり、存在であったことを再認識させられた。