1995年6月発売
ヒズ・マジェスティ・キング・ファンク+アヒズ・マジェスティ・キング・ファンク+ア
アシッド・ジャズのムーヴメントで再評価されている人気者の2in1CD。2人ともブルーノート・レーベルのイメージが強く、このヴァーヴ盤は目立たない存在だが内容はとてもいい。ハービー・ハンコック作の(6)(10)、(10)のパロディ的な(3)の収録がうれしい。
PALOMIMEPALOMIME
2ndアルバム『ランプリ』が大ヒットとなったベティ・サーヴァート、彼らの1stアルバムが本作。ボーナス・トラック3曲追加で、やっとの日本初登場。情感豊かなヴォーカル、きめ細かいメロディを軸に広がりのある展開を見せるのが彼らの特徴かな。
festa mode 3festa mode 3
夏は暑いから、汗をかいてさわやか…という感覚もなきにしもあらず。そんな感覚をポップスにしたら、こんな風なのでは。ラテン系のノリの入ったパッションを少なからず感じるが、後味はさわやか。不純物が音楽に踊らされて、肌の毛穴から出ていくよう。
ウーイーウーイー
当時のレギュラー・クインテットによるケレンのない演奏は爽快そのもの。アンサンブルが見事、個々のソロもききごたえがある。ウェスト・コースト的センスを取り入れたイースト・ジャズ。(3)ではズートのヴォーカルも楽しめる。紙ジャケットが素敵。
カンバセーションカンバセーション
デンマーク勢と共演したモンマルトルでのライヴ録音。原盤はデンマークのデビュー・レコード。和気あいあいのハード・バップ・セッションだが、参加者がみな熱演を聴かせるので、シハブも負けじとブロウの図式。20ビット盤、紙ジャケットが嬉しい。
パリの舗道パリの舗道
グラッペリの洒落たヴァイオリン・ジャズを楽しむには最適な1枚。ハナ・トリオが粋も甘いも噛み締めたサポートを示し、そこにいぶし銀のようなグラッペリの音色が加われば、何が不足だと言えよう。極上のワインかブランデーを思わせる珠玉の作品だ。