1995年9月21日発売
タイトルでもある「俺旅」シリーズ、バブル時代に20周年迎えてたら、こないだのスペシャルどんなドラマ設定になってたのかな、なんて思い入れもあるほど鮮やかに青春の1ページ。(18)〜(21)の「あさひヶ丘…」以外は中村雅俊主演。シンプルな主題歌/挿入歌集。
ゴリゴリのスラッシュ・メタル系サウンドをベースに、お笑いの要素をふんだんに詰め込んだシニカルな歌を歌う、吉本興行所属のソー・ホワット。そのお笑いセンスもさることながら、定番に則った本格派なスラッシュ・サウンドには、かなりの醍醐味を感じます。
ドイツの後期ロマン派そのもの、まったく純真な交響曲から、次第に「大人の味」を加えた作品に至るまで、等閑視されがちな作品の再認識を迫る1枚。その論理性と構成力は、やはりこの作曲家の才能が本物であったことを示す。キメ細かくも暖かな演奏が秀逸。
(1)(2)ともに30年代後半の作品。ベルリンで学んだ諸井三郎の交響曲第2番は後期ロマン派的な正統派の交響曲であるが、ヒンデミットの影響も感じさせる。ほとんど独学の大木正夫の「夜の思想」はロマンティックでありながら日本的なものも感じさせる。
やっぱり民族楽派は血が騒ぐんだよねえ。文句なしに受け入れてしまう固有のリズム。なのに外山の「ラプソディ」を大音響で聴いているところを近所に知られると、かなり恥ずかしいのはなぜだろう? 「木挽歌」のトラックはちゃんと分けてほしかったな。
わずかに8曲の主要作品のみを残し他界した矢代秋雄と、若くして独自の境地を開いた三善晃、2人の天才がともに「日本フィル・シリーズ」のために書いた代表作。戦後日本の音楽史という視座で聴くと、58,60年の音と個性、時代も、新鮮に響いてくる。
三善晃が60年代半ばに発表した代表的な協奏曲を2曲収めたディスク。1楽章形式で書かれたピアノ協奏曲も抒情的な美しさをもったヴァイオリン協奏曲も、日本の音楽史に名を残す作品の一つ。若杉弘指揮の読売日響が本荘と江藤のソロを懸命に支えている。