1996年1月25日発売
フィール・ザ・グッドタイムスフィール・ザ・グッドタイムス
カナダ出身ながら一足先にイギリスでブレイクしたスミスのデビュー作。軽いタッチで、ちょうど、イギリスのリサ・スタンスフィールドに対するカナダからの解答といった雰囲気がする。全体的にアップ・テンポのものよりゆったりした作品が聴きやすい。
ムーンダンスムーンダンス
70年発表の、初期の代表曲で今でもライヴで演奏されるという(4)が収録された4枚目。ジャズ的アプローチにソウルやロックを絡ませたインテンシィの強い(2)は、なかでもタイトルに相応しい名曲で、時代の流れで風化することのない力を内包させている。
ストリート・クアイアストリート・クアイア
(1)が全米チャートの9位となるヒットを記録したヴァン・モリソン70年発表のソロ3作目。ウッドストック在住のミュージシャン達をバックに、モリソン流R&Bを渋くキメた本作からは、アメリカン・ミュージックに対する彼の深い愛情が伝わる。名作だ。
青春の光と影青春の光と影
66〜70年のジュディの第1期黄金時代の代表曲を収録したベスト盤のCD化。そのどこまでも美しい歌声によって歌われた(12)があったから、白鳥英美子の歌声に二重に共鳴したひとも多かったはず。(3)をはじめどの曲もが当時のフォーク&ロックを回想させる。
ドビュッシー:歌劇「ロドリーグとシメーヌ」ドビュッシー:歌劇「ロドリーグとシメーヌ」
ドビュッシーが破棄したピアノ草稿にオーケストレーションを施した楽譜を使用。リヨン歌劇場の舞台をもとに制作された世界初録音盤である。この響きが作者の真意をどの程度反映しているかは別として、ナガノの生み出す濃厚な抒情はなかなか味わい深い。