1996年3月21日発売
おいろなおしおいろなおし
73年4月の第5回ポプコン入賞、同年デビューした岩手県出身のフォーク3人組。作品のほとんどが天野滋によるもの。これといって派手なヒット曲はなかったものの、年間100本近くのコンサートを続け、好セールスのアルバムを続出した。これは初CD化の4作目。
2年目の扉2年目の扉
75年に発表された、NSPの5thアルバム。当時の流行語で言えば“等身大”の世界を叙情たっぷりに歌っている。飾り気のなさが彼らの魅力であり、同時に物足りなさでもある。とはいえ雰囲気を変えることもなく、自分たちのサウンドを守り続けたグループだった。
明日によせて明日によせて
天野滋、中村貴之、平賀和人のNSPが77年3月に発表した彼らにとって8枚目のアルバム。アコースティック・ギターを中心にしたサウンドは、あたたかく、ほんのりとした雰囲気を作り出し、彼らの人柄までが伝わってくる。
黄昏に背を向けて黄昏に背を向けて
天野滋、中村貴之、平賀和人によるNSPが77年に発表したアルバムの初CD化。かつて彼らを叙情派フォークと呼んだのは正解だった。残酷な若さを持て余していた70年代ならではの優しさがいっぱいで、想い出したくない傷をフッと思い出させる歌ばかりだ。
風の旋律風の旋律
さびしいね愛、悲しいね青春ルルル〜。なんか暗いぞNSP。79年リリースの12枚目のアルバムです。曲がマイナーということもありますが、天野滋の歌詞が湿っております。青春カワイそブリッ子フォーク。この時期にこの芸風を貫き通してたのは偉いぞ。
彩雲彩雲
徹頭徹尾「コッキー・ポップ」な13作目、80年発表のアルバムの廉価復刻盤。中味はもちろん、揺れ動く心を描く叙情派フォークだ。彼らの曲とともに青春を過ごしたヒトは、恥ずかしさと甘い思いを胸に、そっとこのアルバムをレジに差し出すことでしょう。