1996年3月23日発売
カヴァッリ:聖母マリアの夕べの祈りカヴァッリ:聖母マリアの夕べの祈り
古楽演奏復活の源流のひとつバーゼル・スコラ・カントールムの制作、コルネット(現在の金管楽器ではなく、17世紀全般を通じて教会音楽の中心的役割を果たした木管/金管楽器)演奏の現代の第一人者ディッキー、曲については演奏者自身の解説付。とにかく良い。★
平和への祈り〜グレゴリアンチャントと声明平和への祈り〜グレゴリアンチャントと声明
昨年の神奈川芸術フェスティヴァルの一環として行なわれたグレゴリオ聖歌と聲明とのジョイント・コンサートのライヴ。この二つに音楽的な共通点はほとんどないが、ともに祈りの音楽として、ある種の安らぎと感動を生む力は共通してもっている。宗教の力かねえ。
LOUDMANLOUDMAN
ハードコアで、メタリックで、スラッシュの要素もふんだんに持つ、ブラッディ・イミテーション・ソサエティの2nd。とにかくゴリゴリにハードなサウンドだ。ギターの児島実は、元マッド・カプセル・マーケッツ→ダイ・イン・クライズという強者。
トスティ:歌曲集大成トスティ:歌曲集大成
声楽を学ぶもの、とくに日本人にとってはトスティの名は忘れられない。豊かな感情表現を学ぶために、どうしても必要な作曲家なのだ。松本美和子が数年来取り組んできたトスティの集大成は、世界的にも貴重なアルバムといえる。その歌唱レベルの高さから、学習者にとってのすばらしい教材としてはもちろん、トスティの歌曲の魅力を多くの人に知らせることに貢献するのではないか。
梯剛之・プレイズ・モーツァルト梯剛之・プレイズ・モーツァルト
N響ヴィオラ奏者を父に持つ梯剛之は18歳の全盲のピアニスト。当CDがデビュー盤となる。心が洗われるようなーという形容はこういう演奏のためにあるのだろう。人為的な解釈の存在をまるで感じさせない天使のようなモーツァルトだ。間違いなしの必聴盤。