1996年3月23日発売
どこへも帰らないどこへも帰らない
バンド・ブームの最盛期にデビューした“ビート・パンク・バンド”ピーズ。どーしょーもない、ふぬけ野郎の日常をチープな3ピースのサウンドに乗せる。その直情的な音の固まりに心臓を射貫かれた世のふぬけどもがライヴで大暴れする絵が浮かぶような5作目。
三橋美智也民謡大全集<第1集・北海道・青三橋美智也民謡大全集<第1集・北海道・青
戦後歌謡シーンを語るとき、戦後の新民謡運動をレコードやラジオといったメディアを通して先導し、歌謡曲と民謡とを同じ地平のものにした三橋美智也の存在を無視できない。一地方の民謡を“歌謡曲化”することで、全国区の民謡にしていった彼の仕事は、変貌する社会から置き去りにされつつあった民謡の活性化作業でもあった。生前の三橋美智也が、北は北海道から南は九州までの民謡を歌ったものを全10集にまとめている。第10集は三橋美智也がルーツ・ミュージックとしてきた『津軽三味線』集になっている。
リスト:超絶技巧練習曲集より シューマン:幻想曲リスト:超絶技巧練習曲集より シューマン:幻想曲
シューマン作品は、題名の意味を改めて認識させるような、まさにファンタスティックな味わいに満ちた演奏で、特に第2楽章で自由な飛翔を見せる。リストでは、キーシンの相変わらずの充実した技巧が印象に残る一方、演奏のスケールがきわめて大きい。★