1996年5月25日発売
オールド・タイム・レイディオールド・タイム・レイディ
マリア・マルダーのソロ・デビュー・アルバム。ちょうど、多くのアーティストがオールド・タイム音楽に目を向け始めた73年の作品だが、そういった風潮とは切り離したところでも、彼女のうまさは光っている。バック・メンバーがこれまた味のある顔ぶれだ。
思い出のサマー・ブリーズ思い出のサマー・ブリーズ
シールズ&クロフツといえば「思い出のサマー・ブリーズ」しかない。いい資質とセンスをもったデュエットだが、この曲が彼らのイメージを決めてしまい、かえって損をしたバンドだ。バンドのメンバーの個性やアルバムの音楽性など、ほとんど語られなかった。
スーパースター・カー・ウォッシュスーパースター・カー・ウォッシュ
来日公演も終了したグー・グー・ドールズの前作がCD化。ポール・ウェスターバーグも参加したナンバーもあるように、アメリカの音楽シーンの絆の強靱さを感じさせてくれる出来ばえだ。まぁ、アルバム1枚となると、ちょっと飽きるところもあるけど。
パルムグレン:ピアノ・ソナタ、24の前奏曲パルムグレン:ピアノ・ソナタ、24の前奏曲
シベリウスと同時代、ピアノ音楽中心に活躍したフィンランドのピアニスト、作曲家、バルムグレンの初期作品。初期作品のせいか音楽はわかりやすく単純。その分ピアニスティックな派手さが全面に立つ。ごく短い曲が様々に並ぶ(2)の方が聴ける。