音楽むすび | 1996年5月2日発売

79年にブラック、ポップ両チャートでナンバー・ワンを記録した(5)。あるいはディスコ・クラシックスの(1)。ウェディング・ソングとして日本でも結婚式の定番になった(9)。ラヴ・ソングを歌わせたら天下一品のデュオのベスト盤。甘さが魅力の1枚。

ヒット・シーンの前面からはすっかり姿を消してしまったハワイアンだが、この人のようなアイドル性の持ち主が登場すれば復活の目があるという気がしなくもない。明るさと軽さのなかに、しっとりとした情感が感じられ、今でも十分に魅力的な歌手だ。

IRSレーベルから発表した4作品と、イアン・ギランなどがヴォーカルを務めたヴァーティゴ時代の3曲を加えたサバスのベスト・アルバム。ヘヴィ・メタの様式美が好きな人は、トニー・マーティンがメイン・ヴォーカリストだったこの時代も面白く聴けるはず。