ビーイング系の女性ヴォーカリストのアルバム。艶のある美人声で、全体のたたずまいはZARDの坂井泉水に近い。織田哲郎や川島だりあといった、おなじみの作家群は各1曲のみ、作家の新陳代謝が進んでいる。ていねいに作ってるなぁという印象。
メンバーが元アグノスティック・フロント周辺で構成されているのを見ても明らかだが、本作も曲展開からコーラスの入れ方まで80年代のNY ハードコアを強く意識したものに。古典的だが、枝分れ激しい現在のハードコアの中では原点を感じ貴重だ。