1996年8月発売
バーン・マイ・アイズバーン・マイ・アイズ
アンダーグラウンドにいたはずが、いつの間にかメジャーに。いわゆるグランド・コア系の新人のデビューは本当に多い。質が求められる今、彼らは一応、聴くべきものを持ったバンドだ。ソリッド、ヘヴィネス、パワー全開のド迫力もののデビュー盤。
ワンス・アポン・ザ・クロスワンス・アポン・ザ・クロス
デス・メタルのメッカ、フロリダ(同地にその手の有名な録音スタジオがあるため)で誕生した彼らはバンド結成8年のキャリアを持つ。今作は3rdであるが、反キリストの思想は相変わらず。おどろおどろしいデス声と絡まるスピード・ノイズも板につき、手堅い作だ。
僕のアイドル僕のアイドル
エヴァー・グリーン的なポップス。わかりやすいメロディに言葉がちゃんと伝わる歌声。その歌詞からは、ちょっと弱気だけど、一所懸命生きてる男の子の姿が見えてくる。あえて引き合いに出すなら、大江千里や槙原敬之に近いエッセンスの持ち主か。
QQ
クンチョーの3作目は、ジェームス・ギャドソン(ds)、ネーザン・ワッツ(b)、山岸潤史(g)といった、強者ミュージシャンらと共にLAとニューオリンズで録音。グルーヴ感あふれる演奏と対等に渡り合うヴォーカルも聴き応え十分。