1997年12月発売
イギリスで成功し、3作目でアメリカに錦を飾った。HM界でもユニークな存在のトゥイステッド。ロックの歌詞を問題にした公聴会出席が、しっかりバンドPRとなり、この4作目には、ビリー・ジョエルやアリス・クーパーもゲスト参加と話題作りがお得意。
『カム・アウト・アンド・プレイ』から2年ぶりに登場したトゥイステッド・シスター。プロデュースはラット、アリス・クーパーで知られるボー・ヒルが担当。ヘヴィメタのツボを憎い程心得ているディー・スナイダーの曲作りには感心させられる。
元ドッケンの名ギタリスト、ジョージ・リンチの初ソロ・アルバム。バンドの一員という立場から離れたことで得た何かが発揮されてる。弾きすぎず、弾かなすぎず、すっきりまとめてある。豪華なゲスト、(4)ではドン・ドッケンとの競作、いろいろあります。
基本的にはハード・ロック・バンドだが、プログレッシヴな味つけを施し、独自のオリジナルを創立させた彼ら。本作もハード・プログレの華麗なサウンド空間でバンドの型をアピールしている。目新しさはないが、期待通りの音なので安心して手が出せる。
すでに7〜8年のキャリアがあるテキサス出身の4人組のメジャー・デビュー盤。執拗なギター・リフと性急なビートによるスラッシュ系のヘヴィメタだが、足さばきは軽快で、アコースティックな演奏や抒情的なバラードを一瞬だけ聴かせたりもする芸もある。
ファスター・プッシーキャットという何やらイヤらしいグループ名を持つLA出身5人組のファースト。ポイズン、テッド・ニュージェントらを手がけるリック・ブラウドがプロデュースを担当。若き日のストーンズを彷彿させる猥雑なサウンドが彼らの魅力。
メタル界のマッチョマン軍団、マノウォー。8つのテーマからなる組曲(1)にはド胆を抜かされたが、強靱なパワー・メタルは相変わらず。メタルは男の世界というカビ臭い定説も本作を聴くにつけて、改めて、その説得力を噛みしめた気がする。