1997年2月発売
センプリーチェ/仲道祐子センプリーチェ/仲道祐子
86年以来、ドイツに学び、シルデ氏のもとで研鑚を重ねてきた仲道祐子のデビューCD。これからの活躍が期待される大型新人だ。本人も仕上がりには満足というこの演奏は、自然な音楽の流れのなかに、きめこまかなピアニズムと表情豊かな歌を聴かせる。
カルテット・ジェラートカルテット・ジェラート
92年にカナダのトロントで結成されたカルテット・ジェラート。欧米でもっともホットなグループと注目を集めている。これはデビューCD。多彩なレパートリー、斬新な楽器編成、そしてアイディアにみちた編曲と洒落た演奏が魅力。大いに楽しめる1枚だ。
TOUCHTOUCH
87年に急逝した松田優作が80年に発表したアルバムが、CDで復刻された。けっしてうまいとは言えないが、味のあるヴォーカルが魅力的。サウンド的にも、ロックが中心ではあるがヴァリエーションに富んでいる。とにかく男臭いアルバム。
HARDEST NIGHT LIVEHARDEST NIGHT LIVE
81年にリリースされたライヴ盤、バッキングはクリエイション+エディ藩。歌手としての優作は、唄もうまくはないし、ショーケンや原田芳雄の影響が強い。しかしながら、伝えたいものはきっちりと伝えるというシンガーだ。「ボニー・モロニー」が良い。