1997年3月発売
LoveduceLoveduce
井出泰彰のプロデュース・ワークでその才能の高さを改めて見せつけた大沢誉志幸の、97年のアルバム。もともとブラック・ミュージックに造詣の深い人だが、最近はもっと大きなヴィジョンで、「情熱的」をキーワードに音楽制作をしているように感じる。★
FREEFREE
魅力的な女性シンガーの登場。ベースに流れるのはブラック・コンテンポラリーだが、総体的な感触は良質のポップス。ヴォーカルは聴く者に入り込みすぎず、かといって聴き流してしまうほどさりげなくもなく、いい感じ。フォトジェニックなところも◎。
ライク・スイミングライク・スイミング
ヴォーカルに2弦ベース、サックス、ドラムスという編成が基本ながら、キーボードやギターなども少しずつ入っており、ちょっとばかり豪華なサウンドに聴こえる。とっつきやすくなったということだが、しゃれた味わいの空気感と歌詞はそのまんま。