1997年4月発売
水の中の森水の中の森
ピアノ、ギター&ヴォーカルによるビートルズの(3)、カーペンターズの(6)、橋本のオリジナル(9)(13)の4曲のほかは、ピアノ・インスト曲で構成されている。淡い色で描かれた風景画の中で、ゆっくりと流れる川面の小さな渦を目で追うような気怠い気分になれる。
サブセキュエントリーサブセキュエントリー
ブルージーなオリジナルを中心に演奏している92年録音盤。当時売り出し中だったラリー・ゴールディングスがピアノとオルガンではつらつとしたプレイをきかせる。日本発売は2度目だが、今回はヴィーナスが誇るハイパー・マグナム・サウンド盤での登場。
マラゲーニャマラゲーニャ
フルートの巨匠、久々のリリース(97年)となった92年録音のアルバム。ラテンの名曲をドン・セベスキーのアレンジで料理しているタイトル曲は、まさに90年代のCTIサウンドともいうべき趣だ。ほかの曲も、ゴージャスなサウンドとフルートの暖かいメロディがブレンドされ、とても心地よいものになっている。
息をしているまま息をしているまま
無心になって紡ぎ出す音がその時の感情の表現…そんなことが、彼の基本スタンスにあるのだろうか。だから次に何が出てくるか聴き手には予測もつかず、そこに息をのむ緊張感が生まれる。その音は暴力的であり、またどこか哀しげでもある。