1997年6月発売
ライセスライセス
アレンジ/ミキシングに電気グルーヴなどを手がける上原キコウらを迎え、新機軸をみせる4作目。ロス・ロボスっぽい(1)、ペルーの民族音楽フェステーホをドラムンベース的アプローチで変貌させた(4)など、サウンドにグッと広がりが出た傑作。全曲スペイン語。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番・第7番・第8番ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番・第7番・第8番
次々と優秀な若手が現れるヴァイオリン界だが、清潔感と知性を兼ね備え、繊細で落ち着いた風情のある大人の音楽を聴かせる現役奏者は意外と少ない。この2人はそんな欲求に応えてくれる貴重な存在。ハッタリの効かない地味な作品ほど、その真価がわかる。
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番&第6番ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番&第6番
今年4月の文字通りの最新録音。モスクワで奮闘し、精力的なレコーディングと海外公演でもがんばるフェドセーエフとモスクワ放送響ならではの腰のすわった演奏。5番もさることながら6番のつくりが熱く、プレストらしからぬ骨太なフィナーレも新鮮だ。
フェン・ザ・ワールド・フォールフェン・ザ・ワールド・フォール
その昔、大英帝国の御家芸だったキーボードてんこ盛りの哀愁メロディック・ハードを久々に思い起こさせる新人のデビュー作。ある意味で非常にレトロなのだが、メロディの立ち上げ方はポップな要素タップリで歌メロ・メタル・ファンは一聴の価値あり。
シェイデイー・レイン 〜ジャパニーズ・スシェイデイー・レイン 〜ジャパニーズ・ス
限定盤シングル収録曲など、ペイブメントのメンバー自ら選曲した日本独自のレア・トラックス集。脱力感あふれるヴォーカルとバンド・サウンドという持ち味が目一杯生かされた、この手のちょっとした作品にこそ彼らの本質が隠れている。ファンは必聴。
迷子の天使迷子の天使
白石あやの(10歳)と中田あすみ(9歳)によるユニットのデビュー・アルバム。チャイドル・ブームならでは、という感じのCDだ。戸田誠司プロデュースのサウンドは、幻想的なテクノっぽい響き。CDエクストラなので、パソコンで映像も楽しめる。