1997年7月24日発売
ジャッキー・アンド・ロイジャッキー・アンド・ロイ
小気味いい洒落たセンスで様々な素材を歌い上げるジャッキー&ロイの傑作。ふたりの掛け合いやハーモニーの美しさもさることながら、さりげないアレンジが絶妙。そして、バーニー・ケッセルを中心にしたバックのギター・トリオの後援も聴き逃せない。
アット・ストーリービルアット・ストーリービル
ボストンのクラブ“ストーリービル”でのビリーの歌唱は、いつになく明朗なニュアンスを満面に湛えた珍しいもの。(1)や(5)がこれほど楽しげに演じられているのは驚きだ。特にスタン・ゲッツが参加した3曲((11)〜(13))は、彼女の切迫感を嫌う人に聴かせたい。
イン・ハーバード・スクエアイン・ハーバード・スクエア
50年代のリー・コニッツは、一般にクール派と呼ばれているが、本作を一聴すれば心温まる音色を持ったアルト奏者であることがわかる。これはボストンにおける2つのライヴを収めたもので、彼の真骨頂を捉えた名盤に数えられる1枚。手頃な値段も魅力。