1997年9月1日発売
SKOOPSKOOP
メロウな味を全面に押し出したSKOOPのヒップホップ・ソウル・サウンド。切なさを覚える泣きのメロディの数々は、寂しい時に聴くと胸にグッときてしまうかも。次世代のスタンダードを目指すというだけあって、良質なメロディ作りを心掛けてる点が嬉しい。
アドヴェンチャーズ・イン・ステレオアドヴェンチャーズ・イン・ステレオ
ジャンル
初期プライマル・スクリームのソングライター&ギタリスト、ジム・ビーティが結成したアナログ回帰バンドの1st。サンプリングかと見まごう程60'Sポップスに執着した作りといい、かなりのフィル・スペクター&ブライアン・ウイルソン・マニアと見た。
BEST IMPROVISATIONBEST IMPROVISATION
今年で没後10周年の天才ベーシストが86年に残した既発4作品からのコンピ。パーカーの(2)、WRの(3)の再演、自作という構成だが、WR脱退後、意欲を燃やしたビッグ・バンドではなく、コンボの録音が中心なのが荒んだ晩年を象徴しているようで寂しい。
ネオストリーネオストリー
ライヴとスタジオで録音されたジャコのソロ・パフォーマンスを集めてCD化した作品。これを聴けば彼がいまさらながらに驚異的なテクニックと創造力の持ち主であったことが分かる。ひとつのトラックにさまざまな曲が顔を覗かせているところも興味深い。
ラヴ・シーンズラヴ・シーンズ
トミー・リピューマ・プロデュースによる第3作。ギターとベースを伴ったシンプルな編成で、渋めの曲をゆったりと歌っている。彼女には華があるので、かえってそうした質素な作りが美しさを倍加させる。歌もピアノもさらに充実、一回り大きくなった。★
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