1997年9月発売
FlowersFlowers
女優として活躍中の彼女だが、シンガーであることを立証する珠玉のベスト・ミニ・アルバムだ。トーレ・ヨハンソンのバックアップにより、彼女から放たれる透明感は人を根本から優しくさせる力がある。全曲、可憐な花が咲きほころんでいるのようだ。
It's My Love/氣愛/SensIt's My Love/氣愛/Sens
レコード会社を移籍してのシングル第1弾。松本晃彦、土屋昌巳、そしてモーマスをアレンジャーに迎えた3曲を収録しているが、それぞれに「シンガー濱田マリ」の魅力を引きだそうとした別の世界をつくりあげている。ワタシは自作曲の悲しい楽天性が好き。
A Sigh of GhostA Sigh of Ghost
自らのレーベル“コンシピオ”移籍第1弾。テクノ、ジャングル・ビートなど、最近の音楽的要素を導入しながらも、根底には彼ならではの暖かいポップ・センスが流れた音作りをしている。いつもながら、慈愛に満ちたヴォーカルが心にしみる。
in a deeper pocketin a deeper pocket
ブルース・シンガー、近藤房之助が、アコーティック・バンド=ディーペスト・ポケットとジョイントした全曲日本語詞のアルバム。ボサ・ノヴァなどラテンの香りや濃いブルースの味、ゴスペルやジャズの匂いなど、黒人ルーツ音楽を彼ら流の解釈で巧みに昇華。★
イマジンイマジン
テンプテーションズ(3)やフォー・フレッシュメン(8)(9)、ビリー・ジョエル(4)(10)、ジョン・レノン(6)などをカヴァーしている。ソウル・コーラス・グループである彼らにア・カペラで歌われた時、逆にB.ジョエルの音楽ルーツの一端が浮かび上がるのが面白い。