1997年9月発売
狼惑星狼惑星
革ジャン×サングラス×リーゼント×バイク×可愛いあの娘×ロッキンロール×オーイエー!! あのジョンスペも度肝を抜かれたという噂の轟音必需R&Rバンドのメジャー進出盤。これで血が騒がなきゃR&Rファンなんてヤメちまえ、だ。聴いて泣け。
「エシェゾー」フランク&フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ「エシェゾー」フランク&フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ
エシェゾーとはブルゴーニュの銘醸ワイン。その名のごとく優雅で香り立つような演奏。だがそれだけではない。芯の強さをみせる矢部のヴァイオリン、それに知的な応答を返す横山のピアノ。聴き終わった後、贅沢な余韻を残すのもワインの酔いに似ている。★
夜想曲集夜想曲集
古今の作曲家が、夜への想いをピアノ音楽に託したのが夜想曲だが、このアルバムでは、夜想曲などの、“夜”をテーマにした作品を集めて、深々と、ロマンティシズムの響きをつむぎだしている。秋の夜長、聴きての耳に小山実稚恵の演奏は美しく優しく響く。
圓生百席26圓生百席26
落語の中でも枕の部分が楽しいとグングン引きつけられるものだが、圓生の絶妙な味が生かされた枕をこのCDでも堪能できる。またバカ殿モノである「蕎麦の殿様」も、たっぷりと笑わせてもらった後で何か心に暖かいものが残る。本人による解説も収録。
圓生百席27圓生百席27
圓生師が亡くなる4年前、昭和50年に録音された3作、「代脈」「田能久」「茶の湯」が収められている。この盤に限っていうことではないが、ライナーに「内容は伝承古典落語ですので現社会には実在しません」とある。こうした噺をさらりとこなせる名人はそういない。
圓生百席29圓生百席29
圓生百席の聴きもの、楽しみの一つがお囃子とその選曲だ。中でも子供の頃から義太夫を語っていた圓生ならではの噺「豊竹屋」(75年)で、さすがの“猿迴し”を使っている。民話風のとぼけた噺「夏の医者」(74年)は、テケレッツのパァとしめている。