1998年10月21日発売
ビィクトリアン・クリスマスビィクトリアン・クリスマス
ヴィクトリア女王時代(1837〜1901)のイギリスで演奏されていたクリスマス音楽をそのまま再現したという珍しい盤。当時と同じようにブラスバンドやオルガンなどの伴奏で、しかも古楽器やオフィクレイドまで使う程の凝りよう。合唱も美しく聴き応え満点。
ジムノペディ '99ジムノペディ '99
19世紀後半のフランスの作曲家、サティの音楽をコンピュータ系のサウンドで表現した。有名な「ジムノペディ」をはじめとして、幾多の曲が姿を変えてたち現れる。反復するリズムに耳を傾けるうちに、意識が下降する。テクノ・ポップの最新形のようにも聴こえる。
ONE WORDONE WORD
かつては青春挽歌だった(11)だが、今となっては青春回想の歌に聴こえてくる。“ポップス=脳天気”ではないと言いたげに、青春の日々にこだわるなと諭す(1)など、人生訓を思わせるフレーズが目立つアルバムで、団塊の世代のため息を思わせる(4)は辛い歌だ。
Like a best friend 〜Selection 1998Like a best friend 〜Selection 1998
女優かシンガーかアイドルか、いまいち立ち位置の定まらない感のある“天然水少女”、フル・アルバム3枚目にしてなぜか早くもセレクション。あくまで品良く生真面目に、という色を壊さない堅実な作品集となった。菩薩的ヒーリング効果も期待できそう。