1998年11月21日発売
ソロソロ
どんな作品にも負けない太くて朗々とした音と優れたテクニック、そしてピュアでナイーヴな感性を兼ね備えた長谷川陽子が、四つの無伴奏作品に挑む。現在の彼女のすべてを出し切った渾心の出来だ。彼女のひたむきな想いがひしひしと伝わり、聴き手の胸を打つ。
カーマカーマ
俳優としても活躍するシドニー生まれのリック・ルプリングフィールド。97年にユニットを組み、アルバムも発表したが、本作は実に10年ぶりのソロだ。真面目な人柄もハスキーで味わい深い歌もストレートに心に響くキャッチーなポップ・ロック満載。
ソニック・オリガミソニック・オリガミ
間もなく結成30周年を迎える老舗ブリティッシュ・バンドの最新作。前作『シー・オブ・ライト』(95年)のパワフルな仕上がりに比べると少々落ち着いた印象だが、優美なメロディック路線に変わりはない。8分半に及ぶ大作(13)にベテランの底力を見た。