1998年11月25日発売
初期2作品のカップリング。これ以降は難解なジャズ・ロックになるが、この2作はサイケ時代をもろに反映したまさしくアヴァン・ポップな逸品。依然バラで出ていたものと、そう音質的に変わるものではないが、カップリングによってお買い得感はあるかも。
98年に解散したビジュアル系バンド、Sleep My Dear。彼らのインディーズ時代初のフル・アルバムが再リリースされた。インディーズとは思えないクオリティの高さを誇っている。2月にはラスト・アルバムとなるライヴCD&ビデオが発売される。
98年に解散したビジュアル系バンド、Sleep My Dear。本作は、彼らがインディーズ時代に発売した2ndアルバム『MIRAGE』の楽曲の別トラックとボーナス・トラックなどを収録した、Sleep My Dearの別の側面を見れるアルバム。今聴いても曲は良い出来。
「水のいのち」は合唱経験者なら一度は歌ったことがあるはずの、超ポピュラー曲。作曲者の指揮なら、やはり興味津々……。はっきり言うと、84歳という高齢のためか、どれもたっぷりし過ぎてもたつく。詩を大切にする方向性も行き過ぎ。合唱団は大健闘。
素晴らしい。楽しい。現代音楽ファンでなくとも、飽きずに楽しめるのではなかろうか。圧巻はライヒだ。非常に単純なユニットを繰り返し使い、非常に単純な(難しいけど)操作で刻々と変化する非常に複雑なものを作り出す。そのコンセプトには脱帽。
ピアノ伴奏だけではなくクラリネットのオブリガート付き歌曲も入ったドイツ・リート集。興味深い曲が集められている。日本人独特の線の細さと声の不安定感があることは否めないが、丁寧な音楽作りと柔らかな発声で、好感の持てるアルバムに仕上がっている。
西田直孝は、フライブルク国立音楽大学に学び、各地での活動を経て1976年に帰国したフルート奏者。このCDでは、その温かみのある柔かな音色と真摯な演奏姿勢が印象的なほか、大学の先輩の井上と組んだ(3)(4)が特に感興ゆたかな演奏として注目される。
ウィーン・フィルの団員に教えを受けている若手演奏家たち39名からなるこの吹奏楽団は、オーストリアの軍楽隊の伝統を守ろうという趣旨で設立された。ウィーンで人気の管弦楽曲を演奏するのもオーストリアの軍楽隊の伝統。軽やかなアンサンブルが気持ちいい。