1998年12月23日発売
89年にリリースされたファースト・フル・アルバム。MC5、ストゥージズ、ブルー・チアーからサイケデリック色を薄めた感じである。つまり“すごい!”というよりは、アレンジ・センスもあって気軽に楽しめる感じなのだが、もっと大きくなってほしい。
サブ・ポップ・シンドロームの重要な一角を占めるマッドハニーの2nd(91年)。昨年の来日公演はノンプロモートながら立錐の余地もない盛況で、ファンには今さらだろうが…。失速した冷めたビートを漂わせながら身体の芯を熱くさせるピュアなサウンド。
メンバーのフー・ファイターズ加入で一時解散し、97年に復活したサニー・デイズ、94年のデビュー作。素朴ながらもエモーショナルな演奏と叙情的なメロディは、良質な米インディ・ロックのエッセンスを凝縮したもので、CMJチャートの常連なのも納得。★
ジャンル
昨年再結成され、新作がインディ・シーンで話題を呼んでいるバンドのセカンド・アルバム。95年発表。ソロ・シンガーとして評価の高いジェレミー・エニックを核に、静と動を合わせ持ったエモーショナルなサウンドを展開。熱狂的なファンを持つのも頷ける。
後にユージニアスを結成するスコットランド出身のユージン・ケリーが80年代後期に結成していたバンドのベスト編集盤が本邦初登場。ニルヴァーナがカヴァーした(5)をはじめ、ギター・ポップとオルタナをつなぐような荒々しくもキュートな曲がズラリ。
今やロンドンの顔的存在のA.デイヴィスは、プロムスのラストナイトでおなじみ。妥当な表現で嫌みのない音楽を聴かせる、まさにイギリス的。この録音にあたって、明晰なボールトと、情熱的なバルビローリの中道で行くと表明したとおりの演奏を聴かせる。
制作・出演
アレステア・ダウズ / エギルス・シリンス / オリガ・ボロディナ / サー・コリン・デイヴィス / スティーヴン・ウェストロプ / ホセ・クーラ / ロンドン交響合唱団 / ロンドン交響楽団アナーキーなエナジーを放つアイスーT率いるボディ・カウント。本作は、以前発売されたアルバムの修正盤。ロス暴動を痛烈に非難した「コップ・キラー」がここではカットされているが、それでもアイスーTの新発言(17)が強烈にその存在感をアピール。
ブロードウェイのニュー・スター、オードラ・マクドナルドのデビュー・アルバム。ブロードウェイの新しいショウの歌などが収められている。オードラはフレッシュで活きがいいだけでなく、すでに大人っぽい魅力も兼ね備えている。アップショウもゲスト参加。