1998年12月23日発売
ワイド・プレイリーワイド・プレイリー
98年に他界したリンダ本人が、録音してきた自分の作品を集めて1枚のアルバムにまとめようと決め、その遺志をポールがついで完成させたアルバム。ポールと息子の三人で演奏し、最後の録音となった曲も含め、音楽家リンダの足跡と妻への愛が封じ込められた作品。
Soul Bossa Trio RemiSoul Bossa Trio Remi
内海イズル、KYOTO JAZZ MASSIVEら気鋭DJが手掛けたソウル・ボッサ・トリオのリミックス盤。ハウスを中心に、ブラジリアン・ジャズ、ダブなど各リミキサーのカラーを楽しむオムニバスとしても絶品。ゴンザレス鈴木率いるスパノヴァも参加。
腹ふり腹ふり
イヌなどで活動していた町蔵が、新たなバンドを組んでの初CD。ときにはジャズ風にもなる、北澤組のファンキーなプレイが実に見事で、町蔵の歌と語りもさえわたっている。節回しもさることながら、ズバズバ入ってくる言葉が魅力的なのだ。
最後はヌード最後はヌード
昔でいうソフト・ロック系の雰囲気にユッタリ気分で聴き始めたが少しずつ、詞と歌い方の何ともいえない持ち味、鈍痛とでも表現したくなるような世界に思わず居住まいを正したりして。気持ち良い気だるさと、独特のうねりが妙に印象に残ってしまうのだ。
全曲集全曲集
芸能生活29年。歌の巧さではピカ一の女史。コブシまわしが控え目なため歌謡曲も演歌もソツなくこなせるのが強みだろうけど逆にパンチ力のなさにもつながるのかな。けどスケールの大きい歌いっぷりはやはり聴きどころである。
ファースト・セットファースト・セット
2枚のヴァーヴ盤と並ぶ内容の私家録音盤。音質も良好でリラックスした雰囲気の中で長尺の演奏を繰り広げているが、いずれもスリリングな展開で飽きさせない。メンバー各人のソロも満喫できる貴重なドキュメントだ。ボーカルは(3)のみ。