1998年12月23日発売
ビッシュ・バッシュビッシュ・バッシュ
60年代のビショップは極めて歌唱に評価されていた。これはそんな彼が自身でレコーディングしていたテープを後年になって発表したものだ。ハード・バップをベースにした力強いタッチはこのひとの真骨頂である。心地よい響きが全編で聴ける好盤だ。
THE IMPOSSIBLE WORLDTHE IMPOSSIBLE WORLD
何、このバンド? と思った人も、タランティーノの『フォー・ルームス』で音楽やった連中といえば思い出すかも。この新作も『フォー・ルームス』っぽい、チョイと先行くエキゾティック・ラウンジ・ミュージック。フワフワしたヴォーカルが雰囲気出してる。
ロングウェイ・ベイビー!!ロングウェイ・ベイビー!!
音が読める敏腕ノーマン・クックのプロジェクト、2作目。ブレイク・ビーツに気の利いた閃きを散りばめる。やっぱり声やギターの用い方など、ロック・ファンには親しみやすいかな。内ジャケのレコード棚や機材の写真など、らしくてニヤリとしちゃいます。
溢れ出る涙溢れ出る涙
熱狂的なファンからも圧倒的な支持を集めている鬼才、ローランド・カークの代表作で、自らの感情を赤裸々なまでに吐露したソウルフルな名盤。このデラックス版では未発表曲を追加収録している。
オール・イン・ワン・ヴォイスオール・イン・ワン・ヴォイス
デビューから20年以上経っても現役、ボニー・タイラー3年ぶりの新作だ。ありがちな陶酔感やまどろっこしさのない解放感に突き動かされた歌が響き、ケルト音楽特有のもの悲しさが雰囲気をさらに盛り上げる。派手じゃないけど傍にいてほしい一枚です。
スクラッチ・ザ・サーフェイススクラッチ・ザ・サーフェイス
ストリート・ロックのメッカともいうべきニューヨーク。彼らはその一端を担うハード・コア・バンドで今回がメジャー・デビューとなる。ラップやヒップホップをミックスしたトンガリ音にはそれなりのインパクトも。が、15曲はちょっとシンドイ。