1998年12月発売
ポイント・オブ・プレゼンスポイント・オブ・プレゼンス
11歳の時に初リーダー作を録音して話題になったセルジオ・サルヴァトーレもいまや17歳。これは久しぶりとなるリーダー第4作でギタリストのチャック・ローブがプロデュース、マイケル・ブレッカーらが参加したソフト・タッチのフュージョン演奏。
シングス・ウィル・ゲット・ベターシングス・ウィル・ゲット・ベター
日本でも人気のUKソウル・シーンの良心レイが、2年半ぶりに発表したサード・アルバム。リズム&ブルース色の強いレイの原点回帰ともいえる味わいと、ヒップホップなど現代的な手法をうまくミックスさせた面目躍如の一枚。いつもながら楽曲は文句なし。★
ディオンヌ・シングス・ディオンヌディオンヌ・シングス・ディオンヌ
自身の持ち歌を、若い世代のプロデューサー、ゲスト陣とともにカヴァーした企画盤。新曲も少々。あれほど嫌っていたギャングスタ・ラッパーとの共演すらあるのに驚くが、よい歌と大きな愛を次世代に伝えんとする意志を、ここは素直に受けとめることに。
AI SINGSAI SINGS
女優であり、フルート奏者としても知られ、歌手でもある神崎愛が、ピアノ・トリオをバックにジャズの名曲を歌っていく。当然、彼女のフルートも随所で聴ける。既成のジャズ・ヴォーカルのスタイルにこだわることなく歌い、色っぽい甘えた感じが出ている。
はにかみ・はぎしりはにかみ・はぎしり
「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」の作者である大中恩の歌曲を田中純(バリトン)が歌ったもの。阪田寛夫の詩作品が多くとりわけ印象に残る。言葉の本来的リズムをゆったりろしたひたむきな創造力で強化する。おおらかで楽しい歌の世界。
インフィニティインフィニティ