1998年5月発売
Camp Fire ThrillCamp Fire Thrill
架空の映画のサントラという設定による6月発売予定のセカンド・アルバムからの先行シングル。レイド・バックした雰囲気の強いミドル・テンポの佳曲だ。オレはダイナソーJr.を思い出した。96年に録音された未発表曲2曲を同時収録。
セニョール・ココナッツセニョール・ココナッツ
マニアの間で評判を呼んだブレイクビーツ・ラテン(?)の名盤(アトム・ハートのレーベル“ラザー・インタレスティング”から昨年発表)の国内盤。この謎めいた人物、実は、先ごろドイツからチリへと移住したアトム・ハート自身なのである。★
ドライビング・メモワールドライビング・メモワール
ニュージャージーに住む20代中盤のテクノ青年、モーガン・ガイスト君。難解でアヴァンギャルドなことをやってんのかと思いきや、彼が奏でる電子音には知的なユーモアがあり、なおかつクールでファンキー。聴く者の知性を刺激する電子オモチャ・テクノだ。
スピン・ディススピン・ディス
相棒だったフィルが脱退、ダニー中心になって初のアルバム。だが、60年代のマージー・ビート的素直さが甘酸っぱいメロディとシンプルな演奏に出ている、そんな魅力は不変。もう少し冒険してほしい気もするけど、このバンドはこれでいいのだろう。