1998年5月発売
弾厚作(加山雄三の作曲家名)が、初めて作曲したのは14歳の時で、以来500曲近い曲を作ってきたという。アグネス・ラムの(10)は、ウォーキング・テンポのアイドル・ポップス、球界の若大将こと原辰徳の(13)は、初々しい青春歌謡とレアな音源が楽しめる。
ラジオ体操第1、第2を各々号令入り、号令なしのテイクで収録したCD。サービス・トラックとして、SP盤音源より起こした終戦直後(1946年)の貴重な第1〜3も収められている。振付け解説付き。放送開始より70年の歩みは現代日本史の側面でもある。
平尾昌晃の音楽生活40周年を記念し、彼自身が提供してきたヒット曲の数々を、セルフ・カヴァーした作品が登場した。元歌のシンガーとは違った燻銀の歌声を味わえる本作。じっくり切々と歌いかける平尾昌晃の歌声に、妙に切ない哀愁も感じてしまいました。
J-WAVEの開局10周年を記念したオムニバスのビクター編は、都会のBGMとして機能する局らしく、汗の匂いよりコロンの香りが似合う流麗なポップ&ソウルを中心に選曲。90年代半ばの曲が並ぶ中、70年代AORの(2)(10)がアクセントになっている。
マサチューセッツ出身の5人組が69年に発表した唯一のアルバムに12曲のデモ・トラックを加えた復刻盤。サイケ時代のビートルズにインスパイアされたそのサウンドはアシッド風味のソフト・ロック。サイケ信者の間では高額で取り引きされる激レア盤らしい。
69年と71年の初期2枚のアルバムや当時のEPの曲で編成した編集盤。ジャズ((3)にチャールス・ミンガスのカヴァー入り)、民謡、ブルース、中近東音楽を、はつらつに、素朴にロックに融合した。70年代英国のプログレ・ファンの心の友でしょう。
今、アレサ・フランクリンに続く“クイーン・オブ・ソウル”といえば、堂々とこのチャカが挙げられる。新曲5曲を含むベスト新作。最初のシングルとなっている「ネヴァー・ミス・ザ・ウォーター」あたりの曲をやらせたらこの人の右に出る者はない。
通算3作目で日本デビュー盤。全曲でフィドルが使われる点はカントリーだが、印象はより広範な意味でのポップスという、現在アメリカで主流のひとつとなっている音。張りのある声は音楽によく合っている。R&B風の(10)ものびのびと歌い、いい仕上がり。