音楽むすび | 1998年6月17日発売

父はアメリカ人のピアニスト、母は日本人のヴァイオリニストというクリスティーナ、母は日本人、父は大学教授、本人もハーバード大卒というローラのデュオだ。しかも二人とも大変な美人。肩の凝らない名曲集だが、古澤巌のプロデュースらしい仕上がりだ。

TBS系ドキュメント『神々の詩』のテーマ・ソングで話題を呼んでいる姫神の17年間の活動を編集した2枚組。シンセサイザーと日本人の叙情・郷愁を結びつけ、さらに大自然の恵みから縄文時代への憧情とイマジネーション豊かな音世界を伝えてくれる。

UKギター・ロックへの愛情ゆえか、ずっとつきまとっていたソレっぽい湿った霧がすうっと晴れた。メロディが上へ上へと突き抜けるようになり、歪んだギターとタイトなドラムにも、一気にダイナミック・レンジが広がった解放感を感じる。良くなった。