1998年6月5日発売
妖精の森妖精の森
関西の、そして日本のプログレッシヴ・バンドの草分け、アイン・ソフの10年前のデビュー・アルバムがCD化された。山本要三のギターを中心とした、アイン・ソフの演奏は10年後の今、改めて聴くと、やはり古臭いのだった。線が細いぞ日本のプログレ。
ヘヴィ・メタル・アーミー1ヘヴィ・メタル・アーミー1
ジャンル
キーボード奏者の中島優貴が、コンディション・グリーンのシンキ(g)、紫のチビ(ds)、JJ(vo)、クリエーションのチェピート(b)らと81年に組んだプロジェクトの作品。骨太でスピーディーなハード・ロック・ナンバーは、海外のグループたちよりずっとカッコ良かった。
美狂乱美狂乱
キング・クリムゾンのコピーから出発してなんとか独自の世界の扉の把手を回すところまで行った美狂乱の、これは1stアルバムのCD化。どうしようもなく日本的なるものがクリムゾン的世界をゆがめて、そこが面白かった。日本のロックの一つの曲型。
ドック・オブ・ベイドック・オブ・ベイ
「ドッグ・オブ・ベイ」収録の遺作。口笛を吹きながらフェイド・アウトしていくというこんな素敵な名曲を残して逝去してしまうのはあまりにも悲し過ぎる。もう30年も前の話なんですが。
キープ・ミー・ハンギング・オンキープ・ミー・ハンギング・オン
オルガンが大々的にフィーチャーされ、ヘヴィー級のリズム・セクションが唸るアート・ロックの名作。カヴァーが多いのだが、原曲を無視しているとしか思えないコテコテなパワーにもう降参するしか……。
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