1998年6月発売
ハービー・マンの生涯の大ヒット曲を収めた決定盤。メンフィス出身のリズム・セクションとともにダウン・トゥ・アースでソウルフルに迫る音は、時代の空気を反映し、たまらなくかっこいい。
59年録音の本作は今回が初CD化。ピアニストとして人気の高いビリー・テイラーがアトランティックに残したピアノ・トリオの名演奏の数々を収録。LP時代から圧倒的な支持を集めてきた1枚。
比類なきテクニックで聴く者を圧倒する鬼才フィニアス。バド・パウエルの再来と言われた彼の初期の代表作である本作を聴けば、当時の衝撃度もわかることだろう。56年5月録音。
元気なブルース・フィーリングあふれる演奏が特徴の“ソウル・マン”ミルト・ジャクソンの、そのはつらつぶりを濃縮した第1弾作品。弾けるような音の中にふと覗く渋さもまたいい。
R&B界が誇る男性デュオ、サム&デイヴのスタックス/アトランティック時代のヒット・ナンバーを集大成した1枚。「ホールド・オン」「ソウル・マン」などどれをとっても名曲ばかり。
パーシー・スレッジといえば「男が女を愛する時」でしょう。ソウル・バラードの第1人者といわれるパーシーの、この曲を含むベスト盤で、全盛期のヒット・ナンバー20曲を収録。
惹句にはレゲエの枠を超えヒップホップ界のBIGプロデューサーとのジョイントによる、とある。ヒップホップに限らず、ディック・リー等のアジア勢を含めてうまくまとめ、総合力で現代という時代を伝えているあたりに、卓越した技が感じられる。
R&Bからゴスペル・フレイバーをたっぷり味わえる、サザン・ロック史に名を残すソウルフルな白人デュオ、デラニー&ボニーの名盤。クラプトンとの共演が有名だが、デュオとしての魅力は絶大。
サザン・ロック史を語るに欠かせない白人デュオの元祖アンプラグド・アルバム。グラム・パーソンズやデュアン・オールマンなど参加アーティストの豪華さも話題。71年発表作品。
伝説のソングライターといわれるジミー・ウェッブのオリジナル作品の中でも本作は特に評価の高いアルバム。「月はいじわる」はジョー・コッカー、リンダ・ロンシュタットが歌ったことでも有名。
本来裏方として名を挙げた人だけに、ロス・ロボスやスザンヌ・ヴェガなど、曲ごとに歌手を変える趣向がまずは成功。ロン・セクスミスが歌う(11)が印象的だ。エド・ウッド映画に通じるフェイク・ラテン趣味が、B級ポルノのサントラから出発した彼らしい。
まずは年齢からでプリマには大変失礼だが、演奏時(94年)最年長がジョーンズで58歳。後の御三方は50前後で、一番若いグルベローヴァが47歳、こうして音だけで聴く場合、圧倒的に有利なのはグルベローヴァ、貫禄ではギネス・ジョーンズが他を圧倒。
音大受験生にはお馴染みのコールユーブンゲンはそもそもドイツで合唱練習のために作られた。音程感覚やリズム感などを発声とともに身につける目的だから、このCDは合唱団員の自習用などにもOK。ただ移動ド唱なのが良いのか否か? これは難しい問題。