1998年6月発売
60年代を代表するソフト・ロック・バンドのベスト盤。ポップな曲、シニカルな歌詞、あくまでロック的アプローチの演奏、職人芸的アレンジで構築された作品群は今でも新鮮。のちのワーナー快進撃を支えた若き才能たちのクリエイティヴな仕事が聴ける好盤。
新作も好調なセールスを上げているが、これは彼らの古巣wea時代のコンピレーション。デビュー当時から前作までのバンドの足跡を辿った内容で、注目すべき音源は入っていないが、ドイツのバンドらしからぬ新鮮なハード・ポップ・サウンドが魅力的だ。
メンバー交代によりスモール・フェイセスからフェイセズとなった伝説のバンドのベスト盤。オリジナル・アルバム未収録の「玉突きリチャード」「ユー・キャント・メイク・ミー・ダンス」も収録。
79年のデビュー曲「ストップ・ユア・ソビン」から「ドント・ゲット・ミー・ロング」まで全16曲を収録したベスト盤。さすがはロック界のフィーメイル・ボス、といったところか。
自己と向き合い、時にはそっと語りかけるように歌う。シンガーソングライターとしてアメリカでひとつの時代を作り上げたポール・サイモンのソロとしてのベスト盤。
スライド・ギターの鬼才、ライ・クーダーの20年以上におよぶキャリアを集大成した、初のベスト・アルバム。「リヴァー・カム・ダウン」「パリ、テキサス」は必聴でしょう。
97年についに解散してしまったパンク・バンド、ラモーンズのベスト盤。瞬発力のパンク・バンドがあそこまで長生きし、これほどの曲を残してくれたのか、と感銘を受けたりもできる1枚。
独特の声を持つソング・スタイリスト、ランディ・クロフォードのベスト・アルバム。ジョージ・ベンソンの大ヒット(1)や、ジョン・レノンの(4)などのカヴァーにおける独自の解釈力は、実に素晴らしい。彼女の実質的な初の大ヒット曲(2)も収録されている。
マーク・E.ネヴィンが書いた(1)はフェアグラウンド・アトラクションの香りが漂い、古くからのファンを喜ばせそう。清涼感いっぱいの(3)、スローなワルツの(4)、浮遊感に包まれる(7)など、静の部分を活かした曲が多い。(5)はロン・セクスミスの書き下ろし。
どこにも属さぬ美意識、とでも言おうか。70年前後ブレイクした、個性派故人の68年デビュー作。ファルセットとウクレレの組み合わせに、きらびやかなオーケストレイション。まさしく珍妙にして、なんかひっかかる個人音楽。制作はリチャード・ペリー。
ジェリー・ウェクスラーとトム・ダウトのプロデュースによる72年のアルバム。スワンプの聖地マッスル・ショールズでの録音だが、いつもなら爆発するはずのトニー・ジョーの圧倒的なパワーを凝縮して詰め込んだような秀作。表面は穏やかだけれど奥は熱いぜ。
トム・ダウトとトニー・ジョーのプロデュースによるアット・ホームな超自然体の歌。落ち着いて自らを歌うトニー・ジョーを渋いやつらがやんわりと盛り上げる。ナッシュヴィル録音。気負いのなさは自信の現われ。のびやかだがもちろん頑固そのもの。
ちゃ、ちゃっちい!! これが今のイギリスの期待の新人なんて、冗談じゃないよといった感じ。確かにコーラスも入ってそこそこポップ、アナログ・シンセの鳴り方はウィーザーあたりを思わすけれど、正直いって深みはまるでなし。こども向け。