1998年8月26日発売
初めて聴いたときはあまりに高くて細い声におったまげた、TK&日向大介プロデュースによる女性シンガー、トーコのファースト。よくよく聴くと次第に疑問の渦に巻かれていくよな意味難解の歌詞もなんとなく納得させる“ふわふわふるる”な声に不思議パワーが。
キーボードとギターがメインのシンプルなサウンドで、弾き語り感覚に近いポップ・ナンバー。神山は、起伏に富んだメロディとしみじみとしたヴォーカルで詩情あふれる世界を作り上げ、マジにした大江千里、KAN、さだまさし系といった感じ。
60年代後期から革新的ポップ・サウンドを追求してきたウェストコースト・ソフト・ロックの伝説的人物、カートの73年のソロ初作品。再評価の高まるミレニウムの作品とともに必聴盤でしょう。
イーグルス脱退から約2年後、バーニー・リードンが親友であるマイケル・ジョージアディスとともに結成したニュー・バンドの、軽快なウェストコースト・サウンド作品。77年発表。
アメリカの60年代から70年代にかけての著名グループで活躍したクリス・ヒルマンにリッチー・フューレイ、シンガー・ソングライターのJD.サウザーの3人が、70年代半ばに結成したグループで、裏イーグルスとでも呼べるアメリカン・ロックを楽しませる。
カルト・シンガー・ソングライター、67年発表のエレクトラ第2作。60年代後半、アメリカという大国の隙間が生んだ、ちっぽけながらも確固とした自我。かなりありきたりじゃない詞を見ながら、彼のフワフワした表現を聴いてると、頭がクラクラしてくる。
数人の前で壊れたパンクを演奏した初来日が嘘みたいに、その後地元オージーで大成功。この2ndも随分とポップになっているが、80年代テクノやエレ・ポップを想起する音は、意識的なパロディのようにも聴こえ、チープなB級感覚が健在なのが嬉しい。