1998年9月発売
the sometimes almost never wasthe sometimes almost never was
たとえばゴムのような弾力性を持つと同時に骨太のリフをセンスよく曲に絡ませてくるのがサラスの魅力だ。今作もそんな彼の醍醐味を十分発揮しつつ、デジタル・ファンが駆け巡る。アシッド感覚タップリの官能的サウンドは、いよいよ円熟味を増した。
LL
オリジナル・ラヴの8作目は“L”をキーワードに田島貴男ワールドを展開している。前作以上に打ち込み系の音(テクノ、ドラムンベース、ヒップホップ)が目立つが、ロックやソウルのテイストも光る。彼の音楽への幅広い興味心であふれた作品だ。
ハルマゲドン〜ヘヴィ・メタル・シンフォニー〜ハルマゲドン〜ヘヴィ・メタル・シンフォニー〜
ヘヴィ・メタルをチェロで演奏するユニークなカルテット。彼ら、96年に『メタリカ・クラシック』でフィンランドよりデビュー。(1)(6)(10)は、初のオリジナル楽曲。世紀末のカオスか?! でも、救いは(4)でやってくる。解説はその筋大御所の伊藤政則氏。
BubRockBubRock
いきなりカントリー・ロック&リトルフィート調のスライドでおじさん大喜びって感じのバブルバスのセカンド。70年代っぽい骨太感が彼らの最大の武器だと思うが、弱点は地味すぎるところだろう。いたずらにハデになっても困るが、多少は弾けてほしい気も。