音楽むすび | 1999年11月10日発売

2003年1月15日に解散を表明した“ゴイステ”こと4人組バンド、GOING STEADY。彼らがLibra Recordsより1999年11月にリリースした1stアルバム。熱いサウンドとメッセージはロックの正しい初期衝動の姿を捉えている。

4人がレコーディングというかたちで一堂につどったのは12年ぶりだそう。あまりに「ヘルプレス」、あまりに「ティーチ・ユア・チルドレン」な新曲も、そう思うとしかたない? スティーヴン・スティルスの中南米趣味は、相変わらずほほえましいが。

これ、けなす奴の顔、見てみたいよね。メロディ、ホーン・アレンジ、歌声、演奏、ともに鮮度抜群、文句なし。それでいて、ジャケットが色褪せた頃に引っぱり出しても味わい深しのいい枯れ具合だろうな、と思わせる、若さと勢いに頼らない極上ポップス。★

80年代初頭のエレクトリック・ムーヴメント華やかなりし頃、男女二人組としてユーリズミックスと人気を二分したヤズーのベスト盤。活動期間は短かったものの、ヴォーカル、アリソンの希有な表現豊かな歌声で(1)(7)などの大ヒット曲を擁し不動の地位を築いた。

これは珍しい! ヴァイオリン4台用の曲を二つも収録。(1)(全10曲)、(2)(全7曲)いずれもキャトル・ヴィオロン自らの編曲による。同団は邦人二名を含むオリジナル楽器による演奏団体。音色はいささか金属質で好みの分かれるところだが、演奏は良好。

TWO-MIXが一貫してプロデュースし続けている高山美瑠の新作が登場。TWO-MIXお得いのサビ・メロ始まりの躍動感たっぷりなデジタル・ポップ・ビートが大炸裂。線の細い歌声の高山美瑠だが、その壊れそうな儚さが聴き手の心を捉える不思議な魅力を放っている。

シリーズ第19弾。(2)は米国でのポケモン人気に便乗した曲で、アニメの曲とは関係ないが。「ポケモン」って掛け声がいい味だしてるピカチュウもびっくりの珍品。その他の曲もテンションの高いナンバーばかり。ベース野郎必聴のアイテムといえそうだ。