音楽むすび | 1999年11月25日発売

すっかり役者稼業……というイメージが強くなってしまっているけれど、コンスタントに歌い続けている彼の11枚目のソロ・アルバム。タイトルはYANAGIBAのロゴ・シリーズ“B”とのこと。甘い声質のせいもあって“永遠の青春”に生きる青年っぽさが印象的。

97年に『パウダー・ブルー』でデビューしたNYで活動するピアニスト・大野智子のセカンド。フュージョンの名曲を中心に、生ピアノ・トリオで演奏する一風変わった趣向だが、オリジナルから飛翔した展開の内に見せる大野の繊細さがピカピカ輝いている。

ジャズ・フィールドを拠点として多彩な音楽性を発揮している才女、橋本一子が14作目にして初めて録音したジャズ・アルバム。敬愛するマイルス・デイヴィスをテーマにして、ピアノ・トリオのフォーム内でフリー・スピリットあふれる独自の演奏を示した。

ジャズ・メッセンジャーズにも在籍したことのあるベテラン女性ピアニスト、ジョアン・ブラッキーンが描く不思議の国のジャズ。ユーモラスな(1)やハッピーなアレンジが冴える(5)などからくり箱のような面白さ満載の音楽を展開。いま生きてるジャズを実感できる。

珍しいハチャトゥリアンのピアノ作品。中にはオーケストラ曲として知られるものも。アクの強さはピアノ独奏になったことで幾分そぎ落とされ、あやなす響きはラヴェルやドビュッシーを彷彿とさせる。独特のメランコリーを持った曲集である。

次世代を担う若手演歌歌手として、実力を着々と身につけている彼女の初の“全曲集”。デビュー曲「おしろい花」から新曲「竜飛岬」まで1枚になったお得盤です。

代表曲「北国の春」「星影のワルツ」から新曲「八重山」までをまとめた千昌夫のベスト・アルバム。2枚組の全30曲で聴き応え十分。

歌手生活30周年を迎えた北原ミレイのベスト・アルバム。節目の年として、記念イベント、コンサートが多数予定されている。新曲「北の居酒屋」を含む全16曲収録。