1999年2月24日発売
美しき星の下に美しき星の下に
1916年ギリシャ生まれで、戦後の日本のオペラ界の発展に大きな力となったアクリヴィ。これが初めてのCD化という。さまざまな作品の日本初演を行なってきた彼女の、大きな功績は、ここで聴くシェーンベルク。当時としては最高水準の歌唱(朗唱)と演奏。
ノルウェーの森ノルウェーの森
およそチェリストにとって、名旋律はネコにマタタビ。クラシックよりもむしろポピュラー音楽の方がより普及率が高い分、腕が鳴るはず。本盤はビートルズやデイズニーの名作を新しい薬味で食わせる。編曲がニューウェイブっぽくて面白い。いい演奏だ。
愛の輪をつなげ愛の輪をつなげ
78年の初来日で好評を博した彼女の人気を受けて発表されたJVCのビデュー・アルバム。編曲はバリー・フォーギーとジョン・ベルだが、東京録音(79年4月)で、ピアノ以外、松木恒秀(g)や高水健司(b)ら日本人が後ろをかためる。ソウルっぽさが隠し味に。
ラヴ・イズ・イン・ジ・エアーラヴ・イズ・イン・ジ・エアー
80年録音のサリナの人気アルバム。ポップな選曲といいアレンジといい、とても聴きやすいアルバムだ。ピアノにポール・マシューズ、ドラムにハロルド・フィッシャーなどが加わっていて、彼女のバランスのとれた歌の魅力を十分に引き出している。
ラジオアクティヴラジオアクティヴ
ジャンル
世界で一番“濃ゆい”ベーシストによるファンキーかつヘヴィでテクニカルな“ファンク・メタル”作品。しかしあくまで歌モノな仕上がりが嬉しい。かつて自らがレコーディングにも参加したhideの「ブルー・スカイ・コンプレックス」のカヴァーも見事。
ネイキッド・ウィズアウト・ユーネイキッド・ウィズアウト・ユー
5年ぶりのニュー・アルバム。従来のソウルフル路線に加えて、ハウス・ビート、ニューエイジ風のシンフォニックなアレンジ、バラードでのクリアな唱法などで新境地を覗かせている。ダスティ・スプリングフィールドの66年の大ヒット(8)をカヴァー。