1999年3月25日発売
96年グラミー賞で4部門を受賞したアラニス・モリセット。すでにロングセラーとなっているデビュー・アルバムからの、4thシングル。未発表ライヴを3曲収録。彼女の歌の良さは、ライヴのほうが確実に際立つ。(2)は、昨年11月の来日公演にて収録。
全世界で2,500万枚以上のセールスをあげているデビュー作からの5thシングルに、グラミー賞でのパフォーマンスなどヒット曲のライヴ・レコーディングを収録。ステージこそ彼女の真骨頂だから、ミニ・アルバムといえどもかなり充実の作品になっている。
井出靖の『パープル・ヌーン』を、世界中のヒップホップ/ダブの先鋭クリエイターたちがリミックス(ハウス/ドラムンベース・ヴァージョン盤もアリ)。的確過ぎる人選にも驚かされるが、音自体も期待に違わずハイ・クオリティです。
2種類出た「パープル・ヌーン」のリミックス盤のうち、こちらはハウス/ドラムンベース系のアーティストが手掛けたリミックスを集めたアルバム。内外のトップ・クラスがやっているだけあり、大人が集うクラブでこそ真価を発揮する音だ。く〜、渋いぜ。
レーピンの弾くストラディヴァリの銘器“ルビー”が実に美しい。その艶やかさと甘さ、そして無理なくどこかノーブルな鳴りっぷりは、我々にしばしの陶酔を約束してくれる。奇しくも追悼盤のようになったが、メニューインが行き届いた音楽を提供している。
98年度のグラミーでは最優秀新人賞に輝いた女性シンガーの、アルバム『ディス・ファイヤ』からのセカンド・シングルで、清々しく歌に託す気持の強さが清々しく伝わってくるが、その背後からなかなか厳しい視線が聴き手を射抜く曲でもある。
全米スマッシュ・ヒットの(1)を含む3rdアルバム。前作に比べて、溌剌とした印象を受ける。ヘヴィな要素は影を潜め、メロディアスでシンプルなロックンロールが多い。ただ、ドラマティックな(1)ぐらいインパクトの強い曲が少ないのは残念ではある。