1999年3月25日発売
前作に引き続き激しくアーティスト化の進む篠原ともえのミニ・アルバム。今回もバッファロー・ドーターからジッタリン・ジンまで、多彩かつゼイタクな人たちが力を貸している。これもシノラーの人徳だと思うがな〜んか納得いかんのよね、ワシ。
B'zの敏腕ギタリストによる7年ぶり通算第3作目のソロ・アルバム『KNOCKIN'“T”AROUND』からの先行マキシ・シングル。的確なプレイと細部まで神経の行き届いた音作りはもちろん、自身による自然体なヴォーカルもなかなかの味わい。
ハイロウズのライヴを体験した僕にとってデューリーは別格だが、本作は彼の四半世紀にわたるキャリアをまとめた集大成アルバム。ヒット曲から未発表曲まで、デューリーの大衆芸能のエッセンスを凝縮したような暖かい人間味とペーソスあふれる歌の数々は圧巻。★
グラム・パーソンズ・フリークとして知られるシド・グリフィン率いるコール・ポーターズが98年9月にロンドンで行なったライヴを収録。全編グラムへの愛情がひしひしと伝わる素晴らしい演奏で、特にラスト2曲での盛り上がりは最高の聴きどころだ。
故郷のカナダに思いをはせながらのカントリー・ミュージック。しかもフレンチ・ポップに不可欠ななめらかな吐息は、ちゃんと体得している。女優という職業柄上、魅せる術は心得ている。特に惑わし方は巧みだわ。それでいて素朴ってのがいい。
制作・出演
CherylBensmanRowe / ザ・クロノス・クァルテット / ジョン・シャーバ / ジョーン・ジャンルノー / スティーヴ・ライヒ / デヴィッド・ハリントン / ハンク・ダット / パット・メセニー / ブラッドリー・ラブマン / ラス・ハーテンバーガーライヒのベスト盤とは感慨深いが、ライヒもポップ感覚で聴かれる時代なのだ。考えてみれば、ミニマル・ミュージックという単純な音形、リズムの繰り返し組み合せの音楽って、そりゃポップ・ミュージックなんだわ。ここには破壊もデフォルメもないもんね。
音楽の反復性着眼することから独自の作風を作り上げた人だから、世代がはるか下のリミキサーたちに注目されるようになったのは、ある意味時代の必然だろう。ライヒ作品の元ネタのひとつであるカリンバに、音色が原点回帰したような(4)がおもしろい。
モンテヴェルディと同時期に活躍した人。歴史の転換期なだけに、新旧の様式を最後まで並行して使っている。モンテヴェルディほどドラマティックじゃないが、繊細で美しい音楽だ。それだけに、澄明なアンサンブル、きめこまかな装飾音も非常に効果的だ。
すべてはこの曲から始まった、といっても過言ではない記念すべきデビュー・シングルにして超ヒット・ナンバー。独特の詩世界と存在感を印象づけた。レッチリのデイヴ・ナヴァロとフリーが参加。